目次
大学院に行くべきか
私は大学院を最終的に中退はしましたが、もちろん悪いことばかりではありませんでした。
また、卒業することができればもちろんメリットが大きかったなと感じています。
それも踏まえて、大学1〜3年生で大学院に行くかどうか迷っている人向けに
大学院に行くメリット・デメリットを挙げていきます。
また、ここでは理系大学院に進学するかどうかという観点で見ていきます。
大学院に行くメリット・デメリット
メリット
- 就職先の選択肢が広がる
- 初任給が高くなりやすい
- 専門性が身に付く
デメリット
- 最低でも社会人になるまでに2年間かかる
- お金がかかる
- 研究生活が辛い可能性がある
メリット
就職先の選択肢が広がる
これは大学院に行く際に多くの人が感じるメリットだと思います。
特に研究職や技術職に就職したいと思っている方は大学院にいき修士課程以上を卒業しない限りなれないのではないかと思います。
私も初めは技術職として就職したいと思い、大学院に進学しました。
初任給が高くなりやすい
※令和2年賃金構造基本統計調査(厚生労働省)
引用した図の通り、厚生労働省によると、大学院卒の方が、学部卒よりも約3万円初任給が高いです。
多くの人にとっては院卒の方が初任給が高くなるというのは、納得です。
ただし、企業によっては院卒と学卒の給与に区別をつけていない所もありますし、
ある企業の学卒の方が院卒の給与よりも高いなど、業界や企業規模による所もあるので、その人の能力次第です。
専門性が身に付く
就職先の選択肢が広がるとも重なる点がこのメリットです。
もしその分野で研究者、技術者になりたいのであれば、おそらく迷っている人はいないとは思いますが、挙げてみました。
また、意外にも中退した私にも役立った経験がありました。
仕事の中で私が研究していた分野について話す機会があり、そこを強みにしてお客さんと話が弾んだりなどですね。
どこで役に立つかはわかりません。
デメリット
最低でも社会人になるまでに2年間かかる
修士課程卒業で2年は最低でもかかります。
業界、職種によってはこの2年間の差はデメリットかもしれません。
お金がかかる
これは自明ですね。
学費の他に、生活費がかかります。
親に学費・生活費を出してもらう、奨学金を借りる等人により状況はあると思いますが、
相当な負担だと思います。
研究生活が辛い場合がある
大学院に進もうと思っている方にとっては、当たり前か気にならないと思っていると思いますが、
正直私にとってはここが一番のデメリットでした。
自分の適性を考えずに研究生活の辛さを甘く見ていると痛い目にあいます。
具体的な回避方法としては、実際にいきたい研究室に足を運んでみる、研究室の人に話を聞いてみる、他の研究室の忙しさを聞いてみる、どういった場面が辛いか聞いてみるなどがあると思います。
特に教授の方針を聞くであったりとか、実際に学生がその研究室にいる時間を聞いたり、他の研究室から見たその研究室の情報を聞くというのは、主観だけに頼らないという意味で大切だと思います。
研究が好きで全然辛くないという人もいますし。
以上のメリット・デメリットを考慮して大学院に行くかどうか判断されると良いかと思います。
私の場合は、メリットに目が行きすぎて、デメリットを軽視していたので痛い目を見ました。